こんにちは。
バイリンガル育児アンバサダーのさとみんです。
もうクリスマスショッピングはすみましたか?
この時期は、ショッピングカートに山盛りのギフトを買い込む姿のママさんを
あちらこちらで見かけます。
オーストラリアの真夏のクリスマス。
やっぱりクリスマスは、寒いイメージがまだまだ強いですが、
真夏のクリスマスもなかなかいいですよ。
オーストラリアのクリスマスは、
家族や友人を招いてのクリスマスランチやディナー。
そのときのテーブルセッティングに欠かせないのが
クリスマスクラッカーなんです。
クリスマスボンボンとも言われます。
Christmas Cracker
Christmas Bon Bons
せっかくバイリンガル育児をするなら
ぜひ英語圏の文化も一緒に子供に伝えていきましょう!
Contents
クリスマスクラッカーって何?
キャンディのような形をしたクラッカーです。
イギリス映画などで目にしたことはありませんか?
イギリスのクリスマスには、欠かせないみんなが大好きなクリスマスクラッカー。
オーストラリアも、イギリスの文化を色濃く受け継いでいるので
オーストラリアのクリスマスにとっても必需品です。
中に入っているのは、
小さなおもちゃ、紙でできたクラウン、パーティジョークの書いた紙が定番。
このジョークが、まったく意味のわからないジョークだったりします。
子供向けのクラッカーはおもちゃですが、
大人向けものは、栓抜き、センス、懐中電灯、トランプ、キーホルダーなど
中身はさまざまです。
だいたいパッケージBOXの裏に中身の写真があります。
これは$5の中身です。
クリスマスクラッカーの使い方
クリスマスのテーブルセッティングされたテーブルの上や
プレートの上などに置いてあります。
隣に座った人と、引っ張り合ってオープンします。
手を交差させて引っ張りあったり、家庭によってさまざまだそう。
小さなお子さんは、
顔の近くでクラッカーをオープンしないように
気を付けます。
我が家では、
クリスマスクラッカーを買ってきたことが子供に見つかると
クリスマスまで待てずに、子供たちに開けられてしまいますが・・・
クリスマスクラッカーは
子供たちのクリスマスのお楽しみの1つです。
お店で売ってるクラッカーの種類はさまざま
オーストラリアの大手のお店ならどこでも買えます。
Woolworth, Coles, Target, BIG W, Kmartなどで
$2~$25くらいの価格帯です。
入っている本数もまちまち。
値段により中身は比例します。
これは$2くらい。
シールなどが多いです。これはペーパーオーナメント
$15くらいだとこんな感じ
子供向けのクリスマスクラッカーは、
100均で買えるようなチープなおもちゃがほとんどですが、
子供は好きなんですよね。
これは、6個入りで$22と高級クリスマスボンボンです。
大人向けの中身ですね!
(画像元:www.bigw.com.au)
クリスマスクラッカーの歴史とは?
ロンドンの製菓職人トム・スミスが1845-1850に作ったものが
クリスマスクラッカーの起源だと言われています。
トム・スミスが、
フランスの”ボンボン”=アーモンドを美しい紙で包んだお菓子に感銘を受け、
ロンドンに戻り、似たようなお菓子をイングランド地方で販売する際に
中に、なぞなぞや格言を書いた紙を入れたのがクリスマスクラッカーの原型です。
(売れ行きはよくなかったそうですよ)
その当時は、まだおもちゃは入っていませんでしたが、
ある日、トムが暖炉の燃える炎を眺めていると、
「中から、お菓子とおもちゃが飛び出してくるクラッカーにしたら絶対に楽しい!!」
そんなアイデアがひらめいてきました。
そして、トムの築いたクラッカービジネスはどんどん拡大していき、
トムの死後、彼の3人の息子、トム、ウォルター、ヘンリーが
後を継ぎました。
ウォルターがペーパークラウンをクラッカーに入れることを
導入しました。
彼は、世界中を旅してクラッカーの中身にいれるものを探し続けたそうです。
”クラウン=王冠”は、賢者の冠をシンボルにしているそうです。
彼らは、テーマ別のクラッカーをたくさん作りました。
「独身男性用のクラッカー」など、さまざまなテーマのクラッカーや
特別な儀式のためのクラッカーまで。
『イギリスの戴冠式用』のクラッカーなど、
今でも、ロイヤルファミリーは特別な機会に合わせたクラッカーを
作らせているそうです。
億万長者用のクラッカーなんてのもあるそうですよ。
中身は、シルバーボックスの中に
シルバージュエリーやゴールドなどが入っているそう!
世界最大のクリスマスクラッカーは?
ギネス記録によると、
The world’s longest Christmas cracker measured 63.1 m (207 ft) long and 4 m (13 ft) in diameter and was made by the parents of children at Ley Hill School and Pre-School, Chesham, Buckinghamshire, UK on 20 December 2001.
The cracker contained balloons, toys, a hat (2.5 m (8ft) in diameter) and a joke. The cracker was pulled by children of the school and members of Saracens Rugby Club and went bang.
http://www.guinnessworldrecords.com/world-records/largest-christmas-cracker-
なんと全長63.1m、直径4mの大きさ!!
ギネス記録は、イギリスのバッキンガム州にあるLey Hillという学校とプリスクールによって
2001年12月20日に認定されました。
中に入っていたのは、
風船とおもちゃと直径2.5mのハット、ジョーク!
どんなハットだったのか気になりますね!!
まとめ
日本では、まだなじみの薄いクリスマスクラッカーなので
なかなか入手が難しいかもしれませんが、
火薬なしで手軽に子供と一緒に作ることもできます。
クリスマスクラッカーの作り方の記事も参考にしてくださいね!
イギリスやオーストラリアのクリスマス文化をぜひおうちでも♪
(参考:http://www.whychristmas.com/customs/crackers.shtml)