英語が話せるだけでは、将来世界を舞台に羽ばたくには十分ではありません。

”世界”で求められるもの、それは思考力と自己主張力。

自分の考えを持ち、それを相手に伝えられる自己主張力こそ、

バイリンガル育児の中で養いたい力。

 

あなたのバイリンガル育児で子供の思考力、自己主張力は

鍛えられていますか?

 

こんにちは。

バイリンガル育児アンバサダーのさとみんです。

 

オーストラリアで暮らしていると、

『What do you think?』

あなたはどう思う?とよく聞かれます。

 

自分の意見があって当たり前。

そして、その自分の意見を周りの人の気分を害することなく

お互いがWin-Winになれる方法で自己主張できるか?というスキルが

ここ、オーストラリアで生きていくには大切です。

 

子供たちが将来、英語を話せるようになって世界に飛び出して行っても

【自分の意見を持てない】

【自己主張できない】

これでは、通用しません。

 

バイリンガル育児で、養ってほしい

【思考力】

【自己主張力】

 

今日から、ぜひ意識してみてください。

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私のオーストラリアでの生活も、トータルで10年を超えようとしています。

日本とオーストラリアでは、

人間の必要なスキルが違う・・・と実感するようになりました。

 

そして、それぞれを使い分ける技術が身についてきたように思います。

 

日本人がとてもうまいことに1つに、

言葉の向こうにある「相手の思いを推し量る」スキルがあると感じるのですが、

オーストラリアにいると、自分の思い、希望、意見をはっきり言葉にして伝えないと、

相手の都合で物事が全然違うほうに向かってしまうことがたびたびあります。

 

言葉にしなくても、相手に伝わっているだろう?

そう思うことはなくなりました。

 

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日本人はとても遠慮深いと思うのですが、

誰かの家に招かれたとき、飲み物がいいでしょう?と聞かれたら

まずは、1度は「おかまいなく。大丈夫です」と答えませんか?

 

どんなにのどが渇いていても、

初めてお伺いするおうちで、

「お水ください!お茶ください」ってちょっと言えないですよね。

 

相手が2度、3度聞いてくださって、やっと

「では、コーヒーをお願いできますか?」と

控えめにいうのがありがちなパターンではないでしょうか?

 

実際にあった経験なのですが、

ホームパーティーやバースデイパーティーにお呼ばれして、

ホストの方に、

「飲み物は何がいいですか?」と聞かれ、

 

ほんとは、ワインが飲みたいけど、遠慮して一度は・・・と

「I’m fine. Thank you」と答えたら

本当に何も飲み物はオファーされない。なんてこともありました。

 

オーストラリアに来たばかりで

ついつい日本の感覚でいたんですね。

 

オーストラリアでは、大人も子供も自分の意見をはっきり言う。

それがある意味、自分も相手も尊重するための、

フェアでいるためのマナーのようなもの。

 

ほしいものはほしい。

好きなものは好き。

嫌なことは嫌。

 

と、自分の気持ち、好みをはっきりと相手に伝えられるスキルは

子供の頃から養うことが必要です。

 

 

Contents

世界の子供たちは、Me!Me!Me!

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オーストラリアにいると、

正直、それちょっと図々しくない??笑という子供に出会うことがあります。

 

公園で、ブランコにのっていると

こちらも長い時間待ってやっと乗れたのに

 

「僕の番、いい?」

「一緒に乗っていい?」

「僕、けっこう待ってるけどもういい?」

 

など、こっちの目をしっかりみて、

僕は、ブランコに乗りたい!という気持ちをぶつけてきます。

 

最初は、うわ~すごいな!!と感動したものです。

日本だと、待っている子供の気持ちになって

順番に乗ろうね!と教えるのが一般的で、

 

自分が乗りたいときは、

順番まだですか?って聞きましょうとはなかなか教えないですよね。

 

順番を譲っても、結構Thank youがなかったり、

自分は順番をなかなか譲ってくれないこともあるんですが、

 

そんなときは、こちらも

「順番、まだかな?さっきちゃんと譲ったんだけど」と

はっきり伝えることが大切。

 

ここで待っているから、次は僕の番だって

わかってくれてるだろう?っていうことはなくて、

言わないと、自分の番はこない・・・

 

こんなやりとりを、5歳の娘は自分よりも年上の相手でもひるまずに

ガンガンいきます。

 

長男は、あまりはっきり言えずにもじもじしてしまうところがあるのですが、

言わないと相手には伝わらないし、自分のほしいものは手に入らないということが

身をもって体験してきているので、かな~り控えめではあるけど、

ずいぶん自己主張ができるようになってきました。

 

オーストラリアの授業風景を見ると、

~したい人?~が分かる人?と先生が聞けば、

一斉に手が上がり、

 

Me! Me! Me!

僕! わたし!僕!

と、自分をしっかりアピールします。

 

日本の子供たちも世界に出たら、

このMe!Me!Me!と同じ舞台に立つことになるのです。

 

 

バイリンガル育児で子供の【思考力】を養う質問フレーズ

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日々の育児の中で、子供が選ぶ場面ってありますよね?

おやつだったり、好きな色だったり。

そんなときは、子供の思考力を鍛えるチャンス!

 

例えば、アイスを買うとして

100円のアイスと、400円のアイスがあったとすると・・・

 

本当は、ママのお財布の都合では

こっちのアイスを選んでほしいからなんとか100円のアイスに誘導するんじゃなくて

子供に自由に選ばせるようにする。

 

そして、そのとき

 

『選んだ理由』を聞く

『どうしてそれが好きか』聞く

『どうしてそれが嫌いか』聞く

 

子供が、学校での出来事でも、テレビを見ていた感想でも、

子供と会話をするときに、時々こんな質問を混ぜていきます。

 

子供に”自分”を客観的に見てもらう機会を与えるような

質問を適度にします。

 

尋問のようにならないことに気を付けて、

へぇ~、で、あなたはどう思う?と自然な会話で質問を投げていきましょう。

 

『あなたはどう思う?』

What do you think about that?

 

『あなたはどうしてそう思う?』

Why do you think so?

 

『あなたはどうしたらいいと思う?』

What do you think you should do?

 

『次はどうしたらいいと思う?』

What do you think you should do next time?

 

『あなたはどっちが好き?』

Which one do you like?

 

『あなたはどうしてそれが好き?』

Why do you like it?

 

『あなたはどうしてそれが嫌なの?』

Why you don’t like it?

 

『どうしてそれを選んだの?』

Why did you choose that?

 

 

人が何かを選ぶとき、そこに必ず理由があります。

 

先ほどのアイスだったら、おいしそうだったからとか、

チョコ味が好きだとか。

 

自分の選択には、どんな理由があるのか?

意識しないと、まるで無意識に選んでいるような気がしますが、

選択には、理由がある。

 

自分が何が好きで、何が嫌いなのか?

自分はどんな人間なのか?

 

毎日の小さな積み重ねを通して、

『自分を知る』

『自分の選択に対して理由を考える機会を持たせる』

 

たとえ、3歳でも選択するのは、何らかの理由に基づいています。

 

人間は、質問されると

反射的にその答えを考え始めるのです。

 

子供に、質問をすることで

子供は、答えを見つけようとします。

 

それを日々繰り返すうち、

子供の【思考力】は育っていきます。

 

 

バイリンガル育児で子供の【自己主張力】を養う質問フレーズ

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ここで、大切なのは、

【自己主張ができること】【自己中心的な主張】別物ということ。

 

自分の意見ははっきり伝えるけど、

それは、自分の思い通りに物事を進めるために

自己中心的な一方的な主張をこととは違うことを

しっかり子供に伝えなければいけません。

 

自分だけでなく、相手を尊重する気持ちが根底にあること。

 

【自己主張】

僕は~だと思うけど、君はどう思う?

 

一緒に遊んでいる友達やきょうだいにこんなフレーズが使えるようになるといいですね!

 

I like this one, how about you?

ママ(私)は、これが好きだけどあなたは?

 

I think this is ~, what do you think?

ママ(私)はこれは~だと思うけど、あなたはどう思う?

 

I would like to do ~, what do you want to do?

ママ(私)は~したいけど、あなたは何がしたい?

 

I would like to choose this one, which one do you want?

ママ(私)はこれを選びたいけど、あなたはどっちがいい?

 

ランチのメニューやジュースなど、

2人で半分こするようなシチュエーションは

自分の希望を伝えて、相手の希望を聞く。

そして、お互いがハッピーでいられる妥協点を探す練習にはぴったりです。

 

 

自分の意見を伝えたら、相手の意見も聞く。

そして、お互いがハッピーになれる選択をする。

 

 

Win-Winな関係を築くスキルを幼いころから養うことで

社会生活で必須な人間関係スキルをぐんぐん伸ばしてあげることができます。

 

まとめ

子供に英語を話せるようになってほしいと思うのは、

やっぱり幸せになってほしい。子供にとって、将来を切り開く手段の1つになってほしい。

そんな思いがあるのではないでしょうか?

 

でも、英語という言語が話せるだけでは十分ではないというのが実際のところ。

英語圏で求められる資質、スキルも一緒に身に着けられるように

バイリンガル育児でぜひ教えてあげてくださいね♪

 

今日の【思考力】と【自己主張力】は、

2歳くらいからのスタートでも全然早くありません。

 

私も2歳の娘と、今日ご紹介したフレーズで

やりとりしています。

 

 

自分の主張もしたら、必ず

How about you?

 

自分の主張を聞いてもらえたら、

Thank you

 

って言おうね!というのがしっかり理解できるのは

5歳ごろでしょうか。

 

5歳の娘には、自分の主張だけでなく相手のことも聞くのを忘れずにね!

という部分までしっかり話しています。

 

お子さんの年齢に合わせて

少しずつ、思考力と自己主張力を鍛えてあげてくださいね!

 

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