こんにちは!
バイリンガル育児アンバサダーのさとみんです。
子供をバイリンガルに育てるために
バイリンガル育児や英語育児をするママは
増えているそうなんです。
私自身もそうですが、
やっぱり英語力がないと
バイリンガル育児なんてできないんじゃ?
と始める前は、不安になりますよね。
実は、私、
今でこそ、オーストラリアに住んで
英語環境に身を置いていますが、
もともとは、英語は得意な方じゃなかったんですよ。
スタートラインは、どこからでも大丈夫!
バイリンガル育児アンバサダーさとみんの英語力は
どんな感じだったのでしょう?
Contents
英語との最初の出会いは中学1年!
私が、英語と初めて触れたのは、
中学生から英語を教科として学び始めたとき。
中学入学の時に、
配られた真新しい教科書の中でも
『英語』の教科書を真っ先に手に取ったのを覚えています。
なんだか外国語ってかっこいい!
アルファベットの練習も楽しくて、
筆記体を習ったときは、
サインを書くような大人びた気持ちになったのを覚えています。
中学時代は、英語が大好きでした。
周りの同級生たちも、
初めて英語を学ぶ子がほとんど。
今のように、英会話教室に通ったり、
幼児英語教室に通っていた子供は
ほとんどいなかったので、
みんなの”差”がほとんどなかったように思います。
中学英語を終えても、
『話せる』ようにはならなかったけれど・・・
でも、中学時代は英語は”得意”科目でした。
高校英語は、受験英語になってしまった
高校は、進学校に入学したので
英語は、大学に合格するための英語という位置づけになってしまいました。
単語の発音は、
リスニングのテスト対策として、
同じ音はどれか?なんて問題に答えられるように。
文法は、
穴あき並べ替え問題に正解できるように。
英語を読むことは、
長文読解が早くできるように。
コミュニケーションツールとしての英語じゃなかった。
だって、英語はいい大学に入るための手段の1つに
なってしまったから。
だから
英語はもう楽しいものじゃなくなってしまったんですよね。
高校時代は。
そんなとき、
高校2年生のときに
オーストラリアからの交換留学生がきて、
私の後ろの席になりました。
日本語のレベルは初級という感じだった彼女に
漢文の授業を英訳したり、
古典の授業の説明を英訳したり、
休み時間は、英語と日本語で
オーストラリアのことについて教えてもらったり。
『外国人』と英語で話す初めての経験は
この留学生の女の子が初めてでした。
彼女が、うちにきて
「オーストラリアのお菓子よ」と
メレンゲを焼いたパブロバと
キャラメルのようなトフィーを作ってくれたことを
とても覚えています。
肝心の英語力はというと
本当に中の中。
偏差値で表現される自分の英語力は、
得意というわけでもなく普通。
どちらかというと、あやうく苦手な方に転がりそうなくらい。
やっぱり、高校時代も
英語はペラペラにはならなかった・・・
大学時代は、留学を目指しTOEFLの勉強三昧
大学1年生のときに、春休みに3週間のオーストラリアでの
語学研修に参加したことが、
私が留学を目指すきっかけになりました。
大学は、心理学を専攻していたので、
Psychologyの文献は英語だったことや、
仲の良かった友達たちが、
大学の交換留学を目指していたこともあり、
私も、1年間の交換留学の試験に合格を目指していました。
TOEFLは、留学試験の条件として
スコアで結果がでる英語の試験。
交換留学の試験の条件は
TOEFL550でした。
(途中でペーパーベースからコンピューターになり、
スコアが今とは違うスケールで測定されてます)
初めてTOEFLを受験したときは、
たしか470とかそんな感じ。
交換留学なんてほど遠いレベルでした。
説明文も全部英語の分厚いTOEFLテキストを
必死に勉強する日々。
何度受けたかわからないTOEFL
受験料も2万円くらいしたので、
いったいいくら使ったのか、考えるのも恐ろしい・・・
結局2年ほどで
目標のTOEFL550はパスし、
晴れて二次試験の面接に進み、
交換留学試験を受けた中でもトップの成績で
交換留学生に選ばれ、オーストラリアのブリスベンに留学しました。
いぇい!!
留学先は、
アメリカ、カナダ、オーストラリアから選べましたが、
迷わずオーストラリア!
交換留学時代は、英語が話せなくて試練の連続
晴れて、交換留学の切符は手にしたけれど、
結局、”試験対策”の英語ばかり勉強していたので
英語が話せない!!
オーストラリアの大学は
チュートリアルと呼ばれていた講義のタイプではない
ディスカッション中心の授業なんて
何を発言していいかわからない・・・
発言しないと、たとえ理解していても
評価はしてもらえないんですよね。
自分の意見を言わない人間はつまらない。
いつも黙ってばかりいる留学生に付き合ってくれるほど
みんな暇じゃない・・・
最初の何か月かは、友達もできず、
授業もわからず、日本に帰りたい!と
泣きたくなる毎日でした。
そんな中、
アジアやヨーロッパ、南米などからの留学生と知り合ううちに
英語が少しずつ上達していきました。
が、オージーの友達はできませんでしたね。笑
それでも、1年間のブリスベンでの生活は、
私がオーストラリアの魅力にどっぷりつかるきっかけとなりました。
1人の人間として、
”自分が心地よくいられる”ことが尊重されるオーストラリア。
真夏にブーツを履いていても、
真冬に、タンクトップに短パン、ビーサンで歩いていても
誰も気にしない。
そんな自由な空気がとても心地よかったんです。
もっとオーストラリアで過ごしたい!
そう思うようになりました。
もうこの時点で
英語との付き合いは10年近くになるのに
たいして話せない。
こんな状況を打ち破ったのが、
大学卒業後のオーストラリアでの
カウンセリング留学でした。
カウンセリングを勉強するために再度オーストラリアへ
オーストラリアに留学するためには、
アメリカの試験TOEFLではなく
オーストラリアの試験IELTSで
Reading,Listening,Writing,Speakingの4つですべて6.0
Over All6.0以上が条件でした。
これがかなり難しくて、
結局また英語の試験勉強ばかり。
そんなこんなで
やっとオーストラリアで
Graduate Diploma of Counsellingを勉強することになりましたが、
カウンセリングを英語で学ぶんですから、
とにかく英語をしゃべってなんぼ。
クラスメートとのカウンセリングのロールプレイ。
カウンセラー役でも、クライエント役でも
とにかく英語を話す。
英語の発音に苦労した時期でした。
目で見て、その単語のスペルも発音記号もわかっているのに
自分の口から正しく発音できないために
オージークラスメートや先生に伝わらない。
ネイティブに英語を伝えるときは、
本当に発音の正しさが大事だと痛感した留学時代。
耳から聞いた英語を
真似して発音することの繰り返しをするうちに
1年間の留学期間が終わるころには、
「オーストラリアに長くいるの?発音いいね」と
褒められるまでになりました。
この英語を喋って喋って喋りまくる。
一切、日本人がいない学校で
日本語を話すことは一切ない時間を過ごしたことが
私の英語力をぐんと伸ばしてくれました。
留学が終わるころには、
英語が苦手だった私が、
なんとTOEICで900を超えるスコアをゲット!
ネイティブ相手の英語もかなり自信がついた時期です。
10年以上「英語の試験対策」ばかり勉強しても
話せるようにならなかったけど、
1年間留学したら、ぺらぺらといってもいいレベルまで
話せるようになったことが、
のちに母になり、
バイリンガル育児をやってみようという決断につながっていくのです。
結論:英会話力はネイティブに話す練習を積むことで飛躍的に伸びる!
そんなこんなで、中学時代からの英語の軌跡を長々と書いてしまいましたが、
一番英語を話す、聞くスキルが伸びたのは、
やはり海外でネイティブの英語を聞き、発音を真似て、
英語で話す機会を毎日持つことでした。
正しく発音しないと、伝わらない。
頭でわかっているのに、その単語は知っているのに、
伝わらない。
カプチーノを頼んだら、紅茶がでてきたり!
店員には、cappuccinoが a cup of teaに聞こえたという・・・
今こうして海外生活も10年近くになり、
今でこそ、字幕なしで洋画を見たり、
英語の新聞や雑誌、本を読んだりする生活に
不自由がないレベルの英語力になりましたが、
やっぱり今でも、発音には苦労します。
この苦労を子供にさせたくないから、
子供が幼いときから、英語を学べば
大人が英語を学ぶほど、発音の習得に苦労しない。
それが、0歳のときからバイリンガル育児を始めた大きな理由でもあります。
子供の耳はとても柔軟だから。
聞いた音を完璧にコピーできる魔法の耳を持っている。
大人になってから10年英語を学ぶのと、
子供が1年英語を学ぶのでは、
その差は歴然。
オーストラリアに小学生留学で来る子供たちを見るたびに、
それを実感し、同時にとてもうらやましく思います。
自分が英語で苦労したからこそ
子供に英語を!と思うのは当然!!
今、お子さんが何歳でも、
バイリンガル育児はできるから。
まだ全然間に合うから。
0歳からおうちで楽しく英語と触れ合うことから始めるバイリンガル育児。
子供が、4歳くらいになったら
ぜひ、『ネイティブ』と話す機会をできるだけ作ってあげてください。
ネイティブから英語を聞き、
自分の口から発音する英語で伝わる経験をたくさん積んでください。
それが英語を習得するやっぱり1番の近道です。
10年以上英語と格闘してきた私が、
バイリンガル育児でこだわるのは、
英語は生きた人間から学ぶことが一番だということ!
これ、本当です。