私の子供の母国語は英語です。私の母国語は日本語です。夫の母国語は中国語です。

今まではそれで特に問題がなかったのですが、

今日考えさせられる言葉が5歳の娘の口から出てきてハッとしました。

親と子供の母国語が違うバイリンガル育児って難しい!

 

こんにちは!

バイリンガル育児アンバサダーのさとみんです。

 

 

オーストラリアは冬休みがやっと終わり、ターム3の2週目。

冬休み中はパパと家族は中国語(北京語)だけで話そう!と

朝からみんなで夫から中国語レッスンを受けていたのですが

そんなとき、娘から私にとって衝撃の一言が!

 

私と娘の母国語は違うから、ちょっと難しいなと思うことも増えてきたバイリンガル育児。

う~ん、難しい。

 

Sponsored Links

 

Contents

親と子供の母国語が異なる場合のバイリンガル育児の難しさ

我が家は3か国語が飛び交うマルチリンガル家庭です。

英語、日本語、中国語のマルチリンガル育児に取り組んでいますが、

子供たちは長男は日本生まれだけど2歳からオーストラリア、

娘たちはオーストラリア生まれなので母国語は英語。

 

日本語は母国語が日本語のママから、

中国語は母国語が中国語のパパからとマルチリンガル育児には

恵まれた環境だと思います。

 

家族全員が話すときは、日本語または英語のことがほとんどです。

中国語だとどうしても会話が滞るので…。

 

今まで、このトリリンガル育児で

夫から子供たちへの中国語がなかなか通じないという問題はありましたが、

英語と日本語の使い分け、住み分けは特に大きな問題を感じてはいませんでした。

 

でも、今日みんなで中国語で話そうと朝食を囲んで

パパから中国語を教えてもらっているときに

娘が悲しそうな顔で、

 

長女長女

Mummy, speak my language.

 

What is your language?と聞くと、

 

Englishと答える5歳の娘。

 

ここで、う~んと考えこんでしまいました。

 

私が日本語で話しかけて、子供たちが英語で答えて、

それに私は日本語で答えるという会話パターンはかなりメインとなっているこの頃。

 

大好きなパパが中国語で話かせてくるけど何を言っているか

よくわからない娘。

 

それに対して、Speak my language=私の話す言語で話して

ってバイリンガル育児の根本を揺るがすポイントだなぁって。

 

う~ん、ここで英語で私が答えるようになったら

日本語は話せなくなるのは目に見えてる。

 

今までは、

  • 子供が本当に危険なことをしたとき、
  • 本当に私が話していることを100%理解してほしいとき、
  • 本気で叱るとき

こういう状況では、子供が一番理解できる言語=英語で話してきました。

 

子供たちにとって母国語は英語であることを踏まえ、

本当に理解してほしいときは英語で説明する。

 

子供が幼稚園、小学生のときの今はいいけれど、

子供が成長してくると私の英語力が追い付かなくなるだろうという不安は感じている。

 

そのためにも、

私は英語力を日々磨いていかなくてはと思っていました。

 

でも、子供の目線から見たらどうだったんだろう?

 

自分が一番理解できる言葉である英語は

ママとパパにとっては第2か国語でネイティブのように流暢にはなれない。

 

ママとパパの母国語で一番よく説明できる言語である日本語や中国語では

子供の第2か国語、第3か国語になってしまうから

理解が100%できるとは言えない。

 

難しいなぁとうなってしまった今朝の娘の一言。

 

8歳の息子は特に引っかかってこなかった部分だけど

5歳の娘はちょっと繊細なところがあるので

反応が違ったのかな?

 

8歳の息子に我が家のバイリンガル育児スタイルについて聞いてみた

悩むんだけど、親の目線だけで考えてても仕方ないよな~と思い、

息子に聞いてみました。

 

ママママ

ママが一番上手なのは日本語でしょ?パパは中国語でしょ?あなたは英語よね?ママとパパとそれぞれと話すときに話す言葉が違うってどう?困ったこととかある?いやだなって思ったりする?

 

 

長男長男

別にないよ

 

クールだね!8歳男子。

 

これはやっぱり娘の性格にもよるのかもなぁ。

個人差に合わせたバイリンガル育児のスタイルを見つけていかなくちゃ~

 

1Person=1 Languageのバイリンガル育児にこだわりたい!

子供の目線から見ると、もしかして親のエゴなのかもしれないとか

私の価値観を押し付けているのかな?って考えなくもないけれど、

”言語”って子供の財産だと思うんです。

 

この地球に言語って日本語だけじゃないんですよね。

きっと数えきれないほどの言語の種類がある。

日本の価値観だけが正解じゃないと知りながら育つこと。

家庭の中で小さな地球を感じながら多言語を身に着けることって

親が子供に残せる財産のはず。

 

お箸のマナーとか食べるときのマナーなど

家庭で教えることって生涯にわたって子供に影響を及ぼすことってありますよね。

きれいなお箸の使い方ができるって子供にとって財産。

食べ方が汚いよりもやっぱり美しいほうがいい。

言語もそうだと思うんです。

 

できないよりもできたほうが絶対いい。

大人になって英語を学ぶ苦労はよくわかってる。

3か国語目の中国語の習得は簡単なことじゃない。

 

でも、言語の勉強ではなく、家庭のなかに”英語”がある、”中国語”がある日常の中で

言葉をピックアップして自然に話せるようになっていくバイリンガル育児は

私たち親が子供に残してあげられる財産だと思うんです。

 

 

私の両親は、

知識は財産だと私の教育に惜しみなくお金も時間もかけてくれました。

その思いに本当に感謝しています。

 

私は言語も知識も財産だと思う。

子供がその財産をどう使って人生を切り開くのかわからないけど

子供が自分の力で生き抜くことができるように、

どんなことが起こっても自分の人生を切り開いていけるように、

1つの偏った価値観ではなく、言語の数だけ違った価値観があることを知り、

自分の居心地のいい場所で、大きな花を咲かせることができるように…

英語も中国語も日本語も子供に話せるようになってほしい。

 

英語ってただの習い事じゃない。

その先につながっているものを見据えると

英語と日本語が話せるってどれだけ人生の可能性が広がるのか。

インターネットの世界でも、

英語での文献、ニュースって日本語の数よりも絶対に多い。

 

子供が大きくなってどんな職業につくのかわからないけど

英語ができることがハンデになることはないですよね。

 

逆に娘の場合は、

日本語ができて困ることはないはず。

さらにそこに中国語が加われば、英語しかできない人より

日本語、英語、中国語が話せる人のほうが選択肢が多い可能性が高い。

 

やっぱりバイリンガル育児はあきらめたくない。

 

どっちの言語も中途半端にしないこと。

それがバイリンガル育児を自分の判断で始めた私が果たすべき責任だと思っています。

中国語は読む、話すだけのレベルになってしまうかもしれないけど

少なくとも日本語と英語はどちらもネイティブにしたい。

 

やっぱりそうなると、

今、娘に英語だけで接するってできないんですよね。

 

私は日本語、パパは中国語の

1Person=1Languageにこだわっていかなくては。

 

まとめ

日本で、日本人夫婦の子供にバイリンガル育児をするときの問題もあれば、

国際結婚で海外でのバイリンガル育児ならではの問題もある。

 

でも、結局どちらの子供たちも将来は同じ世界を共有する。

みんな同じ世界で仕事を得て、時には競争になり

時には助け合って生きていくんですよね。

 

やっぱりここであきらめちゃいけないなと

決意をあらたに子供たちへのマルチリンガル育児に気合をいれたいなと思う出来事でした。

 

あなたのバイリンガル育児はどうですか?

子供の教育って親になって最大のプロジェクトのような感じがするこの頃です。

 

 

Sponsored Links