2011年の2月にオーストラリアに移住してきたので、

ちょうどオーストラリアに来て丸6年が経ちました。

 

オーストラリアでの妊娠・出産を2回経験し、

やっとちょっと振り返る余裕が出てきました。

 

こんにちは。

バイリンガル育児アンバサダーのさとみんです。

 

バイリンガル育児歴も9年目に入り、

いろいろなことが分かってきたこの頃。

 

今日はそんな過去を振り返りたいと思います。

日本語が母国語だった2歳の長男の母国語が英語に変わり、

バイリンガルに育つ過程で、私自身もバイリンガルに近づいている

そんな気がする毎日です。

 

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Contents

バイリンガル育児歴が9年目に入りました!

バイリンガル育児を始めて9年目に入りました。
最初の2年ちょっとは日本で、日本語環境の中で家庭で英語を話すバイリンガル育児スタイル。

 

3年目からは子供をバイリンガルに育てたくて、オーストラリア移住を実現させ、
英語環境の中で家庭で日本語を話すバイリンガル育児スタイル。

 

どちらも英語と日本語の2か国語、バイリンガル育児に変わりはありませんが、
後者の、英語環境で日本語を子供に教えるバイリンガル育児のほうが圧倒的に難しいと感じています。

 

そして、オーストラリアでのバイリンガル育児は、
私にとってもバイリンガル育

 

自分を育てています。笑

 

日本で生まれ育った長男が、英語のネイティブに育っていくのを目の当たりにしながら、
私自身の英語力、特にコミュニケーション力がぐんぐん伸びていった6年でした。

この8年を振り返ることで、これからバイリンガル育児を始めようとするママ、
もしかしたら、バイリンガル育児の選択肢の1つとして、留学や短期滞在などを考えるママの
参考になったらいいなと思っています。

 

子育て特有の英語表現はまったく未知の世界

第一子の日本でのバイリンガル育児は、気合が入りすぎていた。
今、振り返ると、第一子ということもあって、
初めての妊娠・出産で、最初の1年はかなりテンパっていました。

バイリンガル育児に力を入れはじめたのは、1歳を過ぎる頃。
少し、育児に余裕が出てきた頃です。

 

今思うと、聴力の黄金期生後10か月ごろまでは、どんな国の言葉も聞き分けられる時期は
まったく有効活用できていませんでしたね・・・

 

その当時は、バイリンガル育児という言葉も一般的ではなく、
国際結婚した家庭でするものという印象だった気がします。

一応、我が家は、国際結婚ですが、
夫は英語のネイティブではないし…
英語に関しては、日本人夫婦とほぼ同じ条件。
夫婦にとって英語は外国語ですから。

 

この時の私の英語力は、

オーストラリアでGraduate of Diploma of Counsellingを修了し、
英語でカウンセリングができ、ネイティブとも会話ができるレベル。

このとき初めてTOEICを受験し、スコアは900を超えていました。
10年近く前なので記憶があいまいですが、913だったか、930だったか、そんな感じでした。

 

心理学の分厚いテキストを読み込んで、10000万字超えのエッセーなどの課題こなしていたので、
英語の読解力はあるけれど、
子供と話す英語は、まったく未知の経験。

 

うんちもおしっこも赤ちゃん言葉の英語でなんて言うかなんて知らなかったし、

おむつやおしりふきを英語で何というか知りませんでした。

 

どうやって、ネイティブが子供に英語を家庭で教えていくのかまったくわからなかった!
完全な自己流で、思いっきり、肩に力が入っていたな~。

 

1~2歳の子供相手に、
「英語」 「英語」と張り切りすぎていた時期がこの時期。
見せるのは、英語のDVD,聞かせるのは英語の歌のCD。

 

家の中にあるものを英語で説明し、英語で話しかける。
ちょっとかたくなというか、力はいりすぎでしょ?!って今、思うと反省するんですが、
当時は、ちょっと一生懸命すぎましたね。

 

今、バイリンガル育児をしているママには、

ぜひ、”バランス”を大切にしてほしい。

 

 

言葉の習得は個人差はあるけど焦る必要はなし

だから、

今、1~2歳くらいのお子さんにバイリンガル育児を!!と思っているママに伝えたいのは、
焦りすぎなくて大丈夫だよ!ということ。

 

子供の能力は、親が思うよりずっと柔軟で、可能性は無限大。

 

言語習得の臨界期だとか、外国語学習は高校生じゃ遅すぎるとか
いろんな人がいろんなことを言う中で、

 

言語の習得ほど個人差がある成長ってないんじゃないかなって思うんです。

トイレトレーニングや、赤ちゃんがストローで水が飲めるようになる、歩き始めるなど
だいたいの成長の目安があるものとは違って、

子供によって、本当に言葉の習得はまったく違う。
違うスピード、違うスタイルで言葉を習得していく子供たち。

 

同じ親から生まれた我が家の3人の子供たちも、
みんなみんな違う。

でも、みんななんとかそれぞれのペースでバイリンガルに育っている。

 

バイリンガル育児9年目に入ってやっと肩の力を抜いて、

それぞれの子供にあったスタイルでバイリンガル育児をしようという心の余裕や、

このスタイルはこの子には合わなさそうだから、こっちのやり方にしよう。

そんな風に、臨機応変に対応できるようになり、バイリンガル育児を楽しむ余裕がでてきました。

 

 

私のバイリンガル育児の転機

そして、私のバイリンガル育児ライフの転機は、
オーストラリアに来たときは2歳だった長男と一緒にローカルのデイケア、幼稚園を経験し、

 

お友達のお誕生日会にいったり、公園でオージーママとのプレイデートをしたり、
スイミングスクールに通ったり、小学校に入学したりと、
子供の生活に必要な英語を、子供と一緒になって学んでいったこと。

 

はっきり言って、英語学習のどんなテキストにも書いてないことばかりでした。
英語が話せる話せないの問題でも、
文法が正しい、間違っているというレベルでもなく、

 

子供を育てていく心構えや、子供に対する親のペアレンティグスタイルなど
オーストラリアのママや各国のママから学ぶ生きた英語、英語での説明の仕方、
子供へのしつけなど、こんな英語はどこにも書いてない!!

 

毎日、毎日、公園やショッピングモールで
ぐずる子供をなだめるママがなんて言っているか、
公園で順番を守れない子供にママがなんと諭しているか、
だだをこねる子供に、どうやって対応しているか、

耳をダンボにして、メモをとる怪しいアジア人。
それは、まさしく私。

 

自分の中の常識が、ガラガラと音を出して崩れ、
新しい価値観と、日本人だからこそ大切にしたい価値観とのバランスをうまくとりながら
どちらの文化も尊重しながら、両方のいいとこどりをする自分なりのバイリンガル育児スタイルができてきたのは

本当につい最近…

 

バイリンガル育児は、バイリンガル育自!ママもバイリンガルになるチャンス!

自分が、英語をもう一度本気で学びなおす経験は、
バイリンガル育児でぜひ、重要視してほしいポイントです。

どんな知識でもそうですが、誰かに何かを教えるときって
自分が本気で理解していないと難しいものです。

頭と心で理解していないものを、誰かに教えようとすると
えらく薄っぺらい知識しか伝えられないものです。

 

子供に英語を教えるなら、英語の表現をただ暗記させるだけではなくて、
その文化背景や、理由を織り交ぜながら
季節のイベントなどの英語を日常生活に浸透させていくバイリンガル育児のほうが
子供の記憶にも残りやすいし、英語はあくまでもコミュニケーションツールであって、
ただ暗記すればいいものではないんですよね。

ひたすら、子供に英単語を押し付け、
はっきり言ったら、子供の気持ちをちゃんと考えてあげられていなかった自分を今は本当に反省しています。

 

私のようなミスをするママを増やさないためにも、
ママも子供もハッピーになれるバイリンガル育児情報を発信していきたいと思うのです。

 

ママも子供も楽しみながら、英語を身に着ける。
ネイティブキッズが、家庭で自然に英語を習得するように
日本人ママがおうちで英語を話して、子供と一緒にハッピーなバイリンガル育児ライフを送る。
それが、私のモットーです。

 

私も日々、英語の学習を続けています。
試験対策のように単語帳を開いて暗記するというようなバイリンガル育児にまったく役に立たない方法ではなくて、
英語のニュースを聞いたり、洋画を見たり、洋楽を聞いたり、
英語の小説を読んだり、最近は、オンライン英会話で発音のやり直しをしています。

 

バイリンガル育児には、ママの英語力、やっぱりあったほうがいいです。
ママが英語が話せなかったら、子供はバイリンガルに育たないかという問題ではなくて、
ママがテニスができたら、子供と一緒にテニスができるような感じですね。

 

私は、テニスはまったくできないので、
息子はテニススクールに通っていますけど、例えば、ケーキやパン作りは私は得意なので
子供たちに教えながら、おうちで楽しく作っています。

 

バイリンガル育児もそんな感じ。
ママが英語がそれなりにできれば、絵本を読んだり、英語で会話したり、
英語で説明したりが、その場でちゃっとできてしまう。

 

バイリンガル育児に必要な英語力は、中学英語レベルでOKなので
全然ハードル高くないんですよ。

 

まとめ

子育ての中で、これって英語でなんて言うんだろう??

 

その英単語は知っているけど、

どういうシチュエーションで使うのかわからない…

 

バイリンガル育児中のママならきっと

一度は感じたことがあるそういった疑問を解決できるブログに出来たらな♪と

思っています。

 

まだまだ私もこれから自分の英語をどんどん上達させていきたい。

だって、ずっと家庭では英語も日本語も中国語も話していきたいから。

1人1か国語じゃなくて、せめて2か国語は話せるようにしてあげたい。

 

ママも、子供もみんなでバイリンガルになる道を、

みんなで楽しみながら歩めたら、きっと楽しいバイリンガルファミリーになれる。

 

みんなにそのチャンスはあるんです。

 

 

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